今回はELTのGセンサーについて少しばかり豆知識を紹介します!
ヘリコプターに搭載しているELTは「ARTEX社製」と「KANNAD社製」があります。
参考写真
「KANNAD社製」
KANNAD社製ELT(INTEGRA)には大きく分けるとP/Nに記載されているに「AP」と「AP-H」があります。
この2つ外観は全く同じなのですが、何が違うかと言いますとGセンサーの取り付け方です。
「AP」はプリント基盤に対して平行、「AP-H」はプリント基盤に対して斜め45度に取り付いてありました。
なぜ取り付け方が違うのか。
それは「AP」が飛行機用、「AP-H」がヘリコプター用だからだそうです。
※「AP-H」の「H」はHelicopterを意味しています。ELTが役立つときは不時着時や墜落時などです。
イメージが沸くかとは思いますが、飛行機とヘリコプターは緊急着陸時の進入角度が異なります。
飛行機は地面とほぼ水平に滑空し不時着、もしくは失速した場合垂直に落下するのに対し、ヘリはオートローテーションを行うことがあるため斜め角に進入し不時着も考えられます。
緊急事態を想定しGセンサーの角度が決まっており、尚且つGセンサーが正常に作動するよう機体への装備位置も定められております。
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