CVFDR フライトレコーダーについて

航空機事故の映像の中で、事故調査員が、最初に探すのがこのCVFDRという機器です。

通称:フライトレコーダー または テレビで言われるブラックボックス

黒色だと世間では認識されておりますが実際には、

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写真のようにオレンジ色とか黄色の ような目立つ色です。そりゃそうですよね、墜落機から探し出すのですから目立った色でこしたことはないでしょう。

 

 

このフライトレコーダーは、ドライブレコーダという似た役目をするものとなります。

 

操縦席でのあらゆる音声を録音記録しており、飛行についての色々な情報を記録することを目的として航空機に備え付けることが義務づけられています。

ただし、小型機に限っては搭載義務はありませんので、事故究明には時間がかかります。

 

記録されたデータは、航空機事故が発生した時に事故原因の究明するためなどの資料として用いられています。

 

機械は、航空機事故が発生した時に破壊等がされにくい場所である機体の床下最後部に設置されています。

 

データとしては、航空法に定められている必須項目の 経過時間・高度・速度・機首方位・垂直加速度・ピッチ角・ロール角・エ ンジン出力・各無線送信時間・フラップ位置・操縦桿の位置・方向舵ペダ ル位置・横加速度・迎角 その他にも機体各部の温度やエンジン等の警報関係などさまざまな項目が記録されます。

 

これらのデータは直近25時間以上を残るようになっております。

 

レコーダが水中に沈んだ場合を想定して、音響信号を発信するアンダー ウォーターロケータービーコンがとりつけられています。超音波発信器で超音波受信機によって、水没地点から2~4Kmに接近す ると場所を特定できるようにするものです。

 

アンダーウオータロケータビーコン 水中に沈んだ場合に水銀電池により、自動的に超音波信号を発信し、水深6000m の水圧に耐えられ30日間持続します。

 

 

相当頑丈ものでないと航空機事故という過酷な環境で、 記録を残すことが困難であるということがわかっていただけたのでは、 ないでしょうか? 航空機事故はあってはならないものですが、万が一起こったとき には、徹底した事故の原因究明が必要です。

 

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