中日本航空のJA9383、2020年6月29日のハードランディングが航空機事故認定
中日本航空のJA9383が6月29日に物資輸送の為に着陸した際、ハードランディングが発生し、ランディングギヤを固定するフレームが損傷したと運輸安全委員会が公表、調査の結果、そして航空機事故認定されました。
通常ハードランディングで機体構造に問題がなければ、事故扱いにはならないのですが、今回は、主脚を固定している機体構造部材(フレーム)が曲がったとのことなので、航空機事故に認定しJTSB(事故調)が詳しい原因を追及するそうです。
どういったシチュエーションで起こったのかが分からないのであくまで推測ですが、物資輸送で搬入中だと、セットリンクに入ってしまったのではと思っております。
セットリンクは、自機で起こしたダウンウォッシュ(下降気流)に入ってしまい、メインローターブレードの揚力が失われ降下してしまう現象です。
これを防ぐには、セットリンクに入らないこと。入ったとしても、左右に逃げて回復すること。
ただ高度をとっていないと逃げられないので、落ちるしかなかったと思われます。
兎にも角にも、死傷者がでなくてなによりです。