航空整備士 実地試験

航空整備士を新規で取得するには、

①航空整備学科試験を取得(2年有効)

②実地試験を受験

 

①は航空法、機体、電気装備、発動機、航空力学が出題されます。

②は①より深い内容の口頭試験と基本技術という航空整備に関わる工具や検査方法、修理方法などの実技試験、それと実機を使用したオーラル試験及び試運転を行わなければなりません。

 

②の質問内容

口述(航空法

・二等航空整備士の受験資格は?

航空法の体系を教えてください。

・附属書第三の排出物基準ってどんなものがある?

・排出燃料についての規制はどういうもの?

航空法以外で関連する法令は?

航空法と電波法との関係は?

・受験機で電波法が適用する機器は?

航空法高圧ガス保安法の関係は?

等々

 

口述(基本技術)

 ・リベットヘッドの型式の種類は?

・アルミニウム合金リベットの種類は?

・一般的な構造部材にはどのリベット使うの?

・使用するときに熱処理が必要なリベットは?

・アルミのリベット以外はどんな種類のリベットがある?

・ブラインドリベットの使用できない箇所は?

等々

 

実技(基本技術)

 リベッティング作業(端の2本をニューマチックハンマー打ち)

・リベッティング後の検査は何を見たか?

・パッチ材の防食処理はなにをしたか?

等々

 

機体オーラル 

・この機体の重量重心限界をホワイトボードに図示説明してください。(数値も記入)

・(ホワイトボードの図を見ながら)なぜ台形の左右の辺の角度が異なるの?

・(ホワイトボードの図を見ながら)この底辺はなぜ斜めにカットされているの?

・ホットスタートの原因は?

・TOTがオーバーしたときの点検についてマニュアルを使って説明してください。

等々

 

機体試運転

地上試験項目

 

これ全て口答での質疑応答で行い丸2日はかかります。本当に大変な試験なんです。

 

 

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