航空機 重量重心 計算② パイロット 航空整備士必見

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今日は前回上げました、航空機 重量重心の計算についてもう少し分かり易く説明させて頂きます。

www.heliblog.info

 

 もしこれを怠ると

https://www.jiji.com/news/handmade/topic/d4_tt/cho726-jpp019640585.jpg

https://mainichi.jp/articles/20200326/k00/00m/040/350000c

 調布で起きたPA-46墜落事故は、この重量重心を無視して離陸したことによる重量超過での事故でしたので、必ず確認が必要になります。

 パイロットや航空整備士の卵の方は、必ず覚えておきましょう

 

 計算方法

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①まず空虚重量をAMMを基にWeight and Balanceにて算出します。

基本空虚重量:使用不能燃料、潤滑油満載、機上の装備品(ログブック含む)の状態での重量

②アーム値は、飛行規程6章に記載してありますので、それに燃料重量を乗算するとモーメントが算出されます。

③同じくアーム値は、飛行規程6章に記載してありますので、それに体重分を乗算するとモーメントが算出されます。

 

次に合計を割り出します。

④合計重量は、①②③を足し算すると算出されます。

⑤合計モーメント値も同様に、①②③を足し算すると算出されます。

⑥合計アーム値は、合計モーメント値から合計重量値を除すると算出されます。

 

W&B表での確認方法

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①飛行規程6章に記載してあります表に横軸(合計重量)と合計アーム値(縦軸)に線を引きます。これが枠内に収まっていることを確認します。

②次に燃料がなくなった場合も確認しますので、燃料重量を0にして再計算し、同様の線を引きます。これが枠内に収まっていれば、燃料を使い切ってもW&Bが外れる心配はありませんが、枠内に収まっていなければ飛行に使える燃料が分かります。

 

調布で起きたPA-46墜落事故以外でも、、、

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貨物の積み過ぎで、こんなことも起こってしまうのです。

冒頭でも申し上げましたが、必ず覚えておきましょう!!