昭和天皇物語 レビュー 紹介
- まさか漫画で昭和天皇の話が読めるとは、思ってもみませんでした。
今まであまり知られてこなかった昭和天皇の生涯を描いた漫画。
皇孫(明治天皇の孫)から始まるところが、時代を感じさられます。
昭和天皇といえば、30歳迄の世代なら、崩御のシャッター街とかアニメの延期のイメージしかないでしょう。
私も30歳半ばに差し掛かり、色々と書籍を読み天皇を知り、改めて昭和、特に終戦の歴史を知れば天皇という存在の大きさに驚かされます。
皇孫(明治天皇の孫)から始まるところが、時代を感じさせる漫画となっておいrます。
後に摂政の経緯、即位、そして開戦が待っている。
さまざまな思想やイデオロギーで描かれる昭和天皇。
この作者がどの様な切り口で描くかは分からないけど、それでも伏線はしっかりと積み上げている。
能條さんらしい、表情に引き込まれる感じがあります。
今上天皇の生前退位、女性(女系)天皇、女性宮家など、まさに国民と天皇の関係を問われる時代。
親世代が持つ、親愛と敬愛は忘れられてはならない。
- かなり読み応えのる本となっていますので、ぜひとも一読頂き、自分の住むこの国の今が「何によって成り立つ」のか、関心をもつキッカケになればと思う。