鳥と同じようにサメからも航空機の動作に関しても技術が取り入れられています。
サメの尾びれは推進装置の役割を持ちます。
尾びれをくねらせ、水を押すことによって前に進みます。
航空機も同じ仕組みです。エンジンで空気を押すことで翼に揚力が生まれることで飛行することができるのです。
サメにはまた、航空機の垂直安定板と同じ機能を持つ背びれがあり、非常に優れた機動性をもたらしています。
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翼端渦
飛行機の翼端に発生する翼端渦があります.飛び去る飛行機の後ろに作られた翼端渦の様子を地上で発生した煙を使ってはっきり撮影した例もあります.上で述べたように翼の下面の圧力は上面よりも高いので翼端ではこの圧力差によって下から上に回り込む流れが発生します.これが後方に流れ去るときに翼端渦となり余計な仕事である抵抗の一因となります.
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シャークレット(ウィングレット)
航空機には、サメの背びれを模した大型のウイングチップ「シャークレット」を導入しており、これによって翼端渦を大幅に抑え、抗力を削減しています。