今回は那覇基地の航空祭についてお話します。
那覇基地の航空祭は、毎年12月頃に行われており各基地で一番遅い航空祭になっております。
那覇基地は、那覇空港内に基地を構えており基地までの移動は、徒歩もしくは臨時駐車上からシャトルバスがあります。
入場制限はありませんし、那覇基地の航空祭は人が少なく穴場になっております。
他の航空祭の10分の一しかいない印象です。
この機体は、友達が整備しているF-15ストライクイーグルになります。
対地対空用の機体です。
やはり米軍の航空祭より距離を取らされるのが分かりますね。
こちらはF-2になります。対地攻撃用の機体ですね。
こちらはUH-60Jというヘリコプターになります。救難用につかっている機体ですが、那覇基地では操縦訓練用として使用しているそうです。
航空救難団は、静岡の浜松基地にあります。
チヌークがまず演習フライトしてくれました。
その他にもUS-1やサイテンション等もいたと思います。
航空祭に行ったことがあるひとなら、見て分かるように非常に人が少ないです。
ほんとに穴場なので沖縄の旅行に合わせるといいですよ~
ここからは、飛行前点検をしてエンジンスタート、離陸まで披露してくれます。
F-15が全機エンジンスタートすると、ものすごい音です。
いつも機側で作業しておりますが、やはりジェットエンジンは桁違いの音量です。
あれを聞き続けると聴力は失われますね。
まぁ航空を仕事としてやっている以上しかたないとも思います。
一応イヤマフは付けていますが、生の音も聞かないといけないので、数十秒程度は外さないといけませんからね、
ハッチを閉めるタイミングですね。
いつも思うのですが、自衛隊の機体は航空法の適用は受けません。(有事で使用するものですのでね。) だったらなぜNAVIAGTION LIGHT(航空灯火)を装備する必要があるんでしょうか?
しってる方がいたら教えてください。
自分の働いてる会社にも多くの元戦闘機パイロットがいます。
ただ、みなさん操縦はうまいんですけど、航空法に疎いのと危険因子の感覚が一般のパイロットよりあまい人が多いです。
けれども、非常事態時の操作では一番俊敏に判断しております。
整備士としては、中間のパイロットがいれば安心なのですが、、、、
編隊飛行してるものです。
沖縄の航空祭は、民間の空港で実施しているので、曲技飛行はしてくれませんし民間のライン機を邪魔しないようにライン機の離発着の合間に空港場周してアプローチしています。
ここからブルーインパルスですね。
いつもかっこいいです。機体も綺麗です。エンジンの着火も早いので、よく整備していますね。私の会社の機体は、N1上昇からのTOT上昇が少し遅いので、、うらやましいです。
ブルーをこんなに間近までいける航空祭はないですよー。
陣取りも必要ないですね。
ただ欠点は先ほども申し上げた通り、曲技飛行ができないこと!!
編隊飛行のみなので、もしブルーの曲技をみたいなら浜松基地の航空祭へ行ってみてください。
帰投後の写真です。 綺麗にランプインしますね~
今年2020年航空祭のスケジュールを記載しておきます。
コロナウィルス感染症拡大防止ため中止となった航空祭
静浜基地2020年5月24日(日)開催中止
防府基地2020年5月24日開催中止
美保基地2020年5月31日開催中止
奈良基地2020年6月13日開催中止
松島基地2020年8月23日開催中止
千歳基地2020年7月19日開催中止
三沢基地2020年9月13日開催中止
小松基地2020年9月21日開催予定中止
まだ那覇基地については、発表されておりませんので、行かれる方はチェックしといてください。