今回は飛行機の機体構造修理を紹介します。
見ての通りクラックが入っておりましたので、ストラクチャーリペアマニュアルを基に作業を行います。
まずクラックの長さを判別しなければなりませんので、浸透探傷検査を実施します。
検査後にクラック端にストップホールを開けて、クラックの進展を防ぎます。
概算のパッチ材の輪郭とリベットを打つ位置を算出します。
輪郭線に合うようにパッチ材を作成ます。
板を折り曲げるので、板材のグレーン方向に注意しましょう。
パッチ作成後、リベットを打つ位置に穴あけを行います。
その後リベット打ちして作業終了です。
大体2日はかかります。
航空機部品も高いので、修理可能な損傷であれば、このようにして治していきます。
これだけで、400万円は削減できました。