飛行機の修理 パッチ当て リベット打ち 

今回は飛行機の機体構造修理を紹介します。

 

f:id:Bomcat:20200627130256j:plain

f:id:Bomcat:20200627130332j:plain

見ての通りクラックが入っておりましたので、ストラクチャーリペアマニュアルを基に作業を行います。

 

まずクラックの長さを判別しなければなりませんので、浸透探傷検査を実施します。

f:id:Bomcat:20200627130428j:plain

 

 

検査後にクラック端にストップホールを開けて、クラックの進展を防ぎます。

概算のパッチ材の輪郭とリベットを打つ位置を算出します。

f:id:Bomcat:20200627130951j:plain

 

輪郭線に合うようにパッチ材を作成ます。

板を折り曲げるので、板材のグレーン方向に注意しましょう。

f:id:Bomcat:20200627131554j:plain


パッチ作成後、リベットを打つ位置に穴あけを行います。

f:id:Bomcat:20200627131205j:plain

 

その後リベット打ちして作業終了です。

f:id:Bomcat:20200627132133j:imagef:id:Bomcat:20200627132147j:image

 

大体2日はかかります。

 

航空機部品も高いので、修理可能な損傷であれば、このようにして治していきます。

これだけで、400万円は削減できました。